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平成29年度 調査研究結果発表シンポジウム「『多摩・島しょ地域』×『スポーツ』でまちを元気に~スポーツが持つ力とスポーツコミッションの可能性~」

[2017年10月31日]

平成29年度 調査研究結果発表シンポジウム「『多摩・島しょ地域』×『スポーツ』でまちを元気に~スポーツが持つ力とスポーツコミッションの可能性~」を開催しました。

スポーツの効用は、健康増進による医療費削減、地域コミュニティの醸成及び経済活性化等、自治体施策の様々な分野で見ることができます。こうした各分野における事業の効果を最大限に活かしていくためには、関係機関の連携が必要であり、先進自治体ではスポーツが持つ様々な効用を「総合的なまちづくり」につなげるための組織として、「スポーツコミッション」の設置が進められています。今回のシンポジウムは、このような昨年度の研究成果を踏まえ、「『多摩・島しょ地域』×『スポーツ』でまちを元気に~スポーツが持つ力とスポーツコミッションの可能性~」と題して開催しました。当日は、133名の住民の皆様や自治体職員にご参加いただきました。

シンポジウム概要

  1. 日時  平成29年7月6日(木) 13時30分から16時45分
  2. 会場  調布市文化会館たづくり くすのきホール
  3. プログラム

主催者・開催地首長挨拶

   長友 貴樹  (公財)東京市町村自治調査会理事長(調布市長)

(1)基調講演「スポーツを活かした地域づくりと活動組織としてのスポーツコミッション」

   木田 悟  (一財)日本スポーツコミッション理事長  

(2)調査研究結果発表「多摩・島しょ地域におけるスポーツを活かした地域づくりに関する調査結果~スポーツコミッションの機能に注目して~」

   斎藤 太一  (公財)東京市町村自治調査会研究員

(3)事例紹介 

「行政と連携したスポーツコミッションの設立と活動」

   石本 直樹  (一社)志摩スポーツコミッション事務局長

「広域連携を目指したスポーツコミッションの設立と活動」

   酒井 修一  NPO法人ふじさんスポーツコミッション協会事務局長

「総合型地域スポーツクラブを活かした地域づくり組織と活動」

   桑田 健秀  NPO法人地域総合スポーツ倶楽部・ピボットフット理事長

(4)トークセッション「スポーツコミッションの設立背景と活動及び今後の方向性について」

   木田 悟  (一財)日本スポーツコミッション理事長

   白枝 淳一  NPO法人出雲スポーツ振興21専務理事

   青山 佳代  宇部市総合政策部文化・スポーツ振興課長

基調講演

木田氏の講演写真

「スポーツを活かした地域づくりと活動組織としてのスポーツコミッション」

はじめに、(一財)日本スポーツコミッション理事長の木田悟氏による基調講演が行われました。講演では、スポーツと体育の違い、スポーツの持つ効果などを踏まえたスポーツの役割、スポーツコミッションの位置づけなどについて述べられ、当シンポジウム内容に係る基本的な考え方を示していただきました。

調査研究結果発表

斎藤研究員の発表写真

「多摩・島しょ地域におけるスポーツを活かした地域づくりに関する調査結果~スポーツコミッションの機能に注目して~」

当調査会が平成28年度に実施した「多摩・島しょ地域におけるスポーツを活用した地域活性化に関する調査研究~スポーツコミッションの機能に着目して~」について、当調査会の斎藤研究員より発表を行いました。ここでは、多摩・島しょ地域自治体におけるスポーツコミッションの認知度や必要性、設置状況などについて触れながら、スポーツコミッション設立へ向けた提言を行いました。

事例紹介

左から石本氏、酒井氏、桑田氏の講演写真

スポーツコミッションを具体的にイメージしてもらうことを目的に、実際に取組を行っている組織の活動概要を3名の方にご紹介いただきました。

「行政と連携したスポーツコミッションの設立と活動」
(一社)志摩スポーツコミッション事務局長の石本直樹氏(画像左)より、設立時や現在における組織と行政との連携状況についてご紹介いただきました。ここでは、単にイベントを行うだけでなくまちづくりの視点を持つことの重要性などが述べられました。

「広域連携を目指したスポーツコミッションの設立と活動」
NPO法人ふじさんスポーツコミッション協会事務局長の酒井修一氏(画像中)より、広域連携の観点で組織の概要をご紹介いただきました。ここでは、地域振興へつながる仕組みの構築といった課題や、多様なニーズへ対応するための資源の活用といった広域連携の理由などが述べられました。

「総合型地域スポーツクラブを活かした地域づくり組織と活動」
NPO法人地域総合型スポーツ倶楽部・ピボットフット理事長の桑田健秀氏(画像右)より、総合型地域スポーツクラブを活用する観点で、組織の活動についてご紹介いただきました。ここでは、地域のスポーツ財産をつなぐ連携ネットワークの重要性などが述べられました。

トークセッション

左からトークセッションの全景、白枝氏、青山氏の講演写真

「スポーツコミッションの設立背景と活動及び今後の方向性について」

ここまでの講演を踏まえ、スポーツコミッションの設立について考えるべく、NPO法人出雲スポーツ振興21専務理事の白枝淳一氏、宇部市総合政策部文化・スポーツ振興課長青山佳代氏からお話をうかがいました。まずは各組織に各スポーツコミッションの活動概要をご紹介いただいた後、基調講演を行った木田氏にファシリテーター役を担っていただき、トークセッションを行いました。ここでは、設立時は行政の支援が必要な点、そして将来的には財源的に組織が自立をしていく点などに触れながら、組織における設立時の状況、行政との関係、今後の方向性などについてお話しいただきました。

問合せ

公益財団法人 東京市町村自治調査会 企画調査部 調査課

電話: 042-382-7722 ファックス: 042-384-6057

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