檜原村 小林家住宅
[2017年2月1日]
小林家住宅は、18世紀前半(江戸時代中期)に建てられた、かやぶき屋根の山岳民家です。檜原村の北西部、建設された標高750mの尾根道にそのまま保存されているとても貴重な建物で、重要文化財にも指定されています。主屋はもちろん、附属屋・炭焼き窯など、周辺環境が良好な状態で整備されていて、炭焼きや養蚕で生計を立てていた当時の暮らしぶりを感じられます。
縁側からは、檜原村のハイキングコースとして人気の浅間尾根を見渡せたり、春には住宅の周りのツツジが咲き乱れたりして、四季折々の景観も魅力です。
そのツツジが花を咲かせる毎年4月に「つつじ祭り」が開催され、獅子舞・太鼓の披露や地元の農作物・イノシシ汁・餅などの販売が行われます。
地元の方たちが中心になって開催しているお祭りで、人々の温かさを感じられるのも魅力のひとつです。 山の斜面に座って伝統芸能を楽しんだり、雄大な山々を眺めながら地元ならではのグルメを味わったりするのもいいですよね。みなさんもぜひ行ってみてください。
(「ぐるり39」No.041 2017年2月号 掲載)※最終ページで紹介記事と現地案内をPDFでご覧いただけます。
とっておき写真館では、当調査会の機関紙「ぐるり39~自治調査会だより~」に掲載した多摩・島しょ地域39市町村のとっておきの場所などを紹介していきます。
市町村別に「ぐるり39」発行に合わせて掲載していきます。ぜひ「ぐるり39」もご覧ください。