御蔵島村 御蔵の森
[2016年9月1日]
御蔵島には6,000年以上手つかずの深い原生林があります。幹回りが5mを超えるスダジイの巨樹が600本以上もあり、ツゲ、桑の産地として江戸時代から知られています。
御蔵の森は、ニオイエビネランやこの写真のミクラミヤマクワガタなどの珍しい動植物のすみかになっています。それと同時に、豊富な雨を受け止める貯水タンクのような役目も果たしてるんです。御蔵の森のおかげで、御蔵島は伊豆諸島で最も水に恵まれてるそうです。
貴重な動植物を守るため、御蔵の森は一部を除いて東京都自然ガイドの同行が必要で、ガイドは御蔵島観光協会で紹介してもらえます。
ガイドコースは、うっそうとした巨樹の森を歩いて幹回り約14mと日本一太い南郷のオオジイを目指すコースや尾根伝いの稜線から海を眺めながら長滝山や御山を巡るコース、ほかにも新東京百景に選ばれた御代ヶ池や日本一の高さ(480m)を誇る黒崎高尾の海蝕崖を巡るコースなど見どころいろいろです。
みなさんもぜひいってみてください。
(「ぐるり39」No.036 2016年9月号 掲載)※最終ページで紹介記事と現地案内をPDFでご覧いただけます。
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