武蔵野市 戦争遺跡を訪ねる平和散策コース
[2014年12月1日]
JR三鷹駅の北西、玉川上水に架かる「ぎんなん橋」です。よく見ると橋にはレールが埋め込まれています。昔ここに線路が通っていたそうで、それを示すモニュメントになっています。この線路跡は「グリーンパーク遊歩道」という名前の遊歩道になっています。
この遊歩道を北へ進むと、空襲に飛来する爆撃機を撃ち落とすため、戦時中に設置されていた「関前高射砲陣地跡」の説明板が設置してあるそうです。
そして、遊歩道の終点には、都立武蔵野中央公園が広がっています。戦時中は中島飛行機の大工場群で、戦闘機のエンジンを生産していたそうで、ここまで続く線路跡はこの工場への引込線でした。
かつては工場を破壊するため何度も空襲が行われた場所ですが、今では紙飛行機の大会で有名な平和な場所として、「はらっぱ公園」の愛称で親しまれているそうです。皆さんもこの線路跡、歩いてみませんか?
(「ぐるり39」No.015 2014年12月号 掲載)※最終ページで紹介記事と現地案内をPDFでご覧いただけます。
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