東村山市 くめがわ電車図書館
[2016年3月1日]
マンションが建ち並ぶ団地の一画に置かれた西武線の黄色い車体、ここが「くめがわ電車図書館」です。
この図書館は市立図書館ではなく、一般的に「文庫」とよばれる地域図書館なんです。東村山市にまだ図書館がなかった昭和42年、公団の自治会が中心になって、もらい受けた廃棄車両に子どもの本を自主的に収集して開館しました。2代目の車両になった今もボランティアの方たちによって運営されていて、東村山市はこの活動に協力しているそうです。
車内には絵本や児童書など、約5000冊の子ども向けの本が収蔵さていて、絵本の読み聞かせなどのイベントも開かれているそうです。座席もつり革も広告も本物そのままで、子どもたちは大喜び。こんなワクワクがいっぱいの図書館なら、本が大好きになりそうですよね。
みなさんもぜひいってみてください。
(「ぐるり39」No.030 2016年3月号 掲載)※最終ページで紹介記事と現地案内をPDFでご覧いただけます。
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