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島しょ地域における観光ニーズに関する現況調査 概要

[2013年4月4日]

島しょ地域における観光ニーズに関する現況調査 概要

東京島しょ地域(以下、島しょ地域と表記。)の産業において、観光業の占める割合は相対的に高く、地域経済に大きな影響を及ぼします。そのため、減少傾向にある観光客数の回復は重要な取組課題です。
本調査では、様々な消費者の「観光」に対するニーズを把握し、島しょ地域の観光資源や施設の現状、旅行者と受け入れ側の意識のギャップなどを検証することにより、今後の島しょ地域の観光施策において求められる方向性を整理しました。

島しょ地域における観光の現状

  • 伊豆諸島全体の観光客数は、ピーク時から約33%の水準にまで減少。
  • 産業においては、第3次産業の割合が大部分を占める。
  • 農林水産業生産額の半数以上を水産物関係が占める島が多く、重要な収入源である。その経営体は、漁業専業でなく観光関連事業との兼業が多い。

観光に関する認識のギャップ(アンケート調査から)

伊豆大島および神津島で行った島民(事業者)と来島者へのアンケート、一般的な旅行に関する意識調査から、次のようなギャップが明らかになりました。
観光に関する認識のギャップ
  島民の意識 旅行者の意識
水産業の観光への活用 漁業体験メニューを重要視していない漁業体験メニューへの参加希望は高い
観光イメージの確立 「ハイキング」「登山」を推薦 「ハイキング」「登山」のイメージはない
解決されるべき課題 「島への交通手段」を第一に挙げている 「島への交通手段」より「島内での交通手段」への不満が高い
情報発信の充実

 「必要な取り組み」の中で優先順位は高くない

伊豆大島などの一部の島以外は、認知されていない
来島者は、「情報不足」の不満が高い

観光振興に向けた方向性

地域の魅力を十分に味わってもらうため、旅行者を受け入れる側でその地域のおすすめの観光資源をもとにした旅行商品や体験プログラムを企画・運営する「着地型観光」により観光の活性化を図ることが重要です。
「着地型観光」による観光活性化のポイント

観光振興のポイント

(1)観光地としての「価値」の創造
「その地に行ってみたい」という観光地としての「価値」を造ることを最も重要視すべきであり、「価値」がなければ、観光客はその地を行き先に選びません。
(2)取り組みを継続する
観光地としての価値を高めることは、すぐに効果が出るものではなく、小さな成功体験を積み重ね、少しずつ価値を高めていくことが必要です。
(3)価値を創造し続ける「プラットフォーム」の整備
観光地としての価値は、時代とともに変化し、失われるものであるため、常に新しい価値を創造し続ける必要があります。観光協会を中心として、地域内外の様々な視点から「価値」を検討する場(プラットフォーム)の整備が必要です。

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問合せ

公益財団法人 東京市町村自治調査会 調査部

電話: 042-382-7722 ファックス: 042-384-6057

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